やっぱりスタプラがすき

徒然なるままに好きなアイドルの好きなところを綴る暮らしがしたい

奥澤村ラストライブに救われたお話

初夏にこのブログを書いた秋。

世界一だいすきなユニット、奥澤村が2018年10月7日をもって解散しました。

解散までの経緯はわたしの言葉だけじゃうまくお話できず、また各個人で思うことは全く違うとおもうのでここでは触れません。

解散ライブの様子はこちらで見られるのでどうぞ。最後の最後まで熱くて楽しい現場でした。


だいすきな奥澤村との最後の想い出。
自分のためにも、書き留めておきたいなあってことを書きます。

アイドルが、つらかったわたしを支えてくれたお話。
今になってやっと伝えられるお話。
お暇潰しにお付き合いいただけたら幸いです。


*  *  *


実は、奥澤村ラストライブの日。わたしは妊娠初期で、つわりの真っ盛りでした。

飲食を基本的に受け付けてくれなくなってしまっていた身体。何かを口にしてはすべて戻し、部屋の中ではたった数歩先のお手洗いに行くことですら動悸の激しさと気持ち悪さに襲われる状況下。

本当は3日連続で行きたかった3B juniorそれぞれのユニットの最後のライブも、こんな状況で外に出られるのは、無理して頑張っても1日だなあ、と泣く泣く他の日は在宅を決めました。

奥澤村ラストライブの当日も、無事に渋谷に辿り着けるか、それすら不安でした。
久々の外出。アパートの階段すらも立ち止まってしまう現状と、やっと乗れたバスから降りた瞬間の吐き気に泣きそうになり、電車で無事に座れた安堵感と、本来なら何も思わないはずの渋谷駅からライブハウスまでの徒歩移動の距離に頭を抱えて、十数歩ごとに休憩いれつつ。

自分の体調と喧嘩しながら、グッズの先行発売が終わる時間の頃にやっと会場に着いたとき、もうそれだけで泣きそうでした。Twitterでは実況のように愚痴ばかり溢していたけれども。そうでもしないと辿り着けそうにすらなかったです。

待機列の階段もしんどかったなあ。ライブも、もう少し前にはいける番号だったけれども、いつ倒れても大丈夫なように女限の柵を真後ろにとりました。何かすがるものがないと不安で。

でも、そんなコンディション最悪のわたしですら、ライブが始まったら。

息をするだけで泣きそうになるくらいの辛さとか、飲み食いをするだけですぐ吐きそうになる気持ち悪さとか、当時横になるだけしかできない自分への不甲斐なさとか、そんな、苦しめられていたことが嘘だったみたいに、楽になれました。

楽しかった。ステージにいてくれる奥澤村のみんなを見てるだけで、その時間、辛かった時間から解放してくれたんです。

ほんとは声を出して応援したかった。村祭りわっしょいも、名前コールも、スパイス少女のまありコールも全力でしたかった。タオルを回したかった。拳をあげたかった。
でも、それはさすがにできなくて。端からみたら同じツナギで作った衣装コスしてるのに地蔵とかなんだろうって思われたかなあ、とか考えてしまって、悔しかったのは勿論でしたが、ライブを通して立っていられたのが、あのときのわたしにとっては奇跡に近くて。

なんて、すごいパワーなんだろうって思いました。
なんて、すごい女の子たちなんだろうって思いました。

特典会もね、奥澤村としては最後だったしぐるぐる回りたかったです。本当はね。それでも、ライブ終わりのわたしは、用意されていたアンコールは意地でも見るべく、女限の柵の中に座り込んで、ライブの感想をお手紙にしたためるだけで精一杯でした。

気力を振り絞って、なんとか撮ったグループショット1枚。ツナギで撮りたかったぐるしょ。最後の最後に撮れてよかった。

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この写真をみるたびに。
奥澤村を応援していた日々のことを思い出して頑張れます。

ツナギを着てどきどきしていたわたしに声をかけてくださった方。
推しは誰ですか、と話し掛けてくださった方。
気軽にTwitterをフォローしてくださった方。
突飛もないお声かけにCDを譲ってくださった方。
特典会で一緒にみんなで撮ろうかとお声かけくださった方。
優ちゃんの生誕の素敵なお花を企画してくださった方。
奥澤村のブログとチラシを褒めてくださった方。
チラシをみんなで配ろうと声を挙げ、実行してくださった皆さん。

そして、ラストライブのアンコールの際に「前、いかがですか?」とお声かけくださったあなた。

体調も不安だったので、最初はお気持ちだけ受け取ったのですが、それでも最後の1曲の前にもう一度声をかけてくださって背中を押してくださいましたね。あなたのおかげで、最後の1曲、かわいいメイド服を着た奥澤村のみんなの最後のパフォーマンスと、ステージからのお見送りを最前列でみることができました。 本当にありがとうございました。今更だけれども、お礼、届いたらいいな。

この日の帰り、ライブ終わりにほぼ屍になりながら歩いていたわたしに声をかけてくださり、渋谷駅まで送ってくださった村民の方にも助けられました。無事に電車に乗り、最寄り駅でタクシーを拾い、何とか家についてからの記憶はあんまりありません。

奥澤村を応援していた期間に、あたたかな出会いや出来事を経験させていただきました。楽しかったなあ、素敵な空間だったなあってそう思います。ありがとうございました。

奥澤村で出会ってくださった
みんなが「幸せでありますように!」


入場時にもらった奥澤村の歴史が綴られたリーフレット
幸運なことに、わたしは奥澤レイナちゃんからのメッセージ付でした。
皆さんにもお裾分けを。

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わたしだって大好きだよ!!!!
メンバーみんながだいすき!!!
語り尽くせないくらいすき!!!

幸せな時間をほんとうにほんとうにありがとう。


*  *  *


最後に、こんなブログを今だからこそあげられた理由にも繋がるのですが。

昨日、無事に出産しました。
出産までの経緯はともかく、出産後母子ともに健康です。

当時、奥澤村のラストライブに行かないって選択肢がわたしの頭にはなかったこと、あんな状況下ではさぞ心配をかけただろうなあと思いましたが、アイドルにはまったきっかけである推しの転校と、推しメンの生誕まで企画した地下ドルのグループ解散を見守った経緯を持つ主人が、心配を飲み込んででも、気持ちを分かってくれて、背中を押してくれたことに感謝しています。さすがドルヲタ。ありがとう。

これから子どもと一緒にどんな生活になるのか、まだ未知数なところは多いけれども……アイドルは大好きだし、わたしの心の支えであることには変わりないと思うのです。

落ち着いたら、またスタプラ等々の現場にもふらっと行きたいなあと目論んでいるので(行きたいグループはそれこそたくさん)お会いした際には、ひとつよろしくどうぞ!


そして、夏が似合う素敵なアイドルユニットがいたことを。わたしが大好きな女の子たちが、あなたがお腹の中にいてくれたときに、どれだけわたしのことを勇気づけていてくれたかということを。いつか伝えられたらな、って思います。

あのね、最高のユニットだったの。奥澤村って!